第一章 王国の始まり
西暦2004年、本州の真ん中あたりで一羽のコザクラが誕生した。
後に名古屋、さらに時を経て愛媛の地でピピン王国を築く事になるコザクラだが、
当時「王道楽土はセ・キセイの地より」とうたわれた国では、ひとつの小さな鳥にすぎなかった。
だがかの鳥の持つ気概がそれを許すはずもなく、
まだ嘴も黒いうちに壺巣、アワ玉付きでさらに値引きを要求してお世話係(人)を入手、
カワイーを武器にあれよと無主地に己が国旗をなびかせたのである。
それから5年間、
可愛すぎる王
それだけは齧らんとってほしかったよ、王
流血王
追いかける王
追い抜く王
民に溺愛され、
お世話係の相方の忠言「ピピン様に甘い、甘過ぎる」は聞き流され、
ピピン王国の蜜月に終わりはないと、誰もが信じかけていた。
されど、四海の波が荒立つのはこの世の条理。
自然の力に制限はない。
掛かり付けの医師も言っておられました。
「たまにホルモン制御を乗り越えて卵をもつこがいるんですよ」
・・・乗り越えよった。
現在、ピピンさんは身体のために発情を制止しなければなりません。
ケージのレイアウトや睡眠時間の調整に加え、発情抑制剤を投薬。
前回は効いたのですが、今回は轟沈。
次の手をうつ前に言っておきましょう。
さすがですピピンさん。
pipin's kingdom storyは第二章「王の決意」に突入です。
イヤイヤ、トツニュウシナイッテ。
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2009.12.24 | コメント(6) | トラックバック(0) | ピピン王国の夜明け
