魅惑のメルトダウン
個人的な見かたなのですが、
私は生きているものにイノセントをあまり感じません。
生物は、生き残るために努力をします。
本能や刺激反応だけでは生存率が低いからです。
そうなると無垢という言葉は相応しくない。
しかしまた別の見かたで、私は、生きようとする力を無垢なものとして捉えています。
題名:おくるみピピン(マダムバージョン)
先日、ピピンさんの調子が悪かったので病院に連れていくと、
残念な事に以前と同じ症状でした。cure参照
骨格の細いピピンさんは一度体調を崩すと重症になりやすいので、
健康優良児セルジくんの倍以上は気を使います。
朝夕の体重、糞のチェックは当然として、
ニギコロの状態でオチリチェックに、筋肉チェック。
竜骨突起がとんがって(胸の筋肉がおちる)くると危険信号。
題名:ニギコロの達人
羽艶、脚力、あくびに至るまで、さゆり'S EYEはピピンさんに自動照準されています。
現在3種類のお薬と1種類の栄養剤を飲んでいるピピンさん。
これほど手垢のついた生命ですが、
生きる力は常にメルトダウンを起こしているようなもので、
垢は炉心で溶解され、生命力の一部に新しく変化します。
新生する命は無垢だと思うのです。
たとえ人が大切にしている本を穴だらけにしようと、
相方からの電話に超低音で「ギヨ」と文句を言おうと、
病院へ連れていくキャリーを見ると絶対にケージから出てこなくとも、
ピピンさんはイノセントの証に見えるのです。
題名:魅惑のお嬢様
題名:疑惑のお嬢様
前回より症状は軽度でした。
早期発見は大事ですね。
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『翳りゆく楽園-外来種vs.在来種の攻防をたどる-』
主に人間の介入により外来種が在来種を脅かす現状。攻防というより、適応能力が優れているがゆえに定着する動植物(外来種)により、自然が画一化していく危機を訴える紀行本。前半はグアム島の鳥達をほぼ全滅に追い込んだ悪名高いミナミオオガシラヘビ(オ-ストラリア原産)を主軸においているのですが、その驚異的な生存能力に感嘆します。
2009.12.01 | コメント(6) | トラックバック(0) | たたかうピピンさん
