パノラマ島へようこそ
なぜここにいるのだろう。
どこにでもあるショッピングモール内の映画館の前で、ふと私は思いました。
もうすぐ上映時間なのか、続々と人が集まっています。
みな同じ恍惚とした笑顔で館内へ入っていきます。
私も、人々に飲み込まれるようにして館内へ。
スクリーンに近い場所は子供達ばかりでした。
両隣にいた小学校5、6年生位の少女達と、仲良くなりました。
「どっちのあしがきれい?」彼女らは4本の脚を無邪気に投げ出してきます。
「もう少し大人になってからね」私の苦笑いに少女たちも笑いあいます。
映画が始まって少し経った時、御手洗いに行きたくなりました。
邪魔にならないようそっと抜け出し、誰もいないロビーを抜けて御手洗いへ。
中に入った瞬間、窓に何か黒い影が横切りました。
なんだろう。
目を凝らします。
小さな窓からは青い空しか見えません。
気のせいかなと思った時、また影が見えました。
大きくも小さくも見え、鳥のような形をしたその影は、少しずつ映画館に近付いてきているようです。
不吉な気持ちになりました。
アレに見つかってはいけない。
本能的に窓の死角に身を潜めました。
遠くにいたはずなのに、もう、壁の向こうにアレが来ていたのです。
何かが通り過ぎました。
映画館へ戻ると、誰もいない寒々しい空間で映写機だけが動いていました。
あの少女達は何処へいったのでしょうか。
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という夢を見ました。
こういうちょっと妙な夢はよく見る方で、
巨大な縦に長い洞穴の中で、背中に翼を生やした私が上へ下と物凄いスピードで飛んでいたり、
ゴジラのように口から火をはいて高速道路を下から溶かして穴をあけ、ぴょーんと飛びのったり、
欧州の城で竜と触れ合ったり、雲海で龍に跨っていたり、
地下組織の一員やったり、肌もあらわな美女達に囲まれたり、強化人間になったり、
月に住んだり、人魚になったり、ライオン頭の人に狙われたり、
・・・何か大きなストレスでも持っているのでしょうか?
というか、ファンタジー小説とSF小説の読み過ぎでしょう。
今回のようになんだか怖いものより、心躍る内容の方が多いので、
夢は、私にとってエキセントリックな並行世界のようなものです。
なので、「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」と乱歩は言っていますが、
あちらの方が本物だと、困ります。
だって朝になると少し寂いしいので。
ところで夢占いというものがあって、覚えているのは、
歯が抜ける…身内に不幸がおこる
泣く…今は不安定だけど運気は上がっていく
出かける…新しい出来事、関係の始まり
だそうです。
今日のピピンさんとセルジくん。
ピピンさん迷惑そうでした。
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2009.04.02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ピピンと夢ネタ
