恋する君に
近頃の君の写真はこんなのばかりだ。
黙ってピピンさんに忍び寄り、いきなり乗っかろうとする。
それじゃぁダメだ。
この時も、ピピンさんにひどく撃退されていたじゃないか。
泣きながら私のもとへ飛んでくると、しばらく私の掌で憂さを晴らしていたね。
あれはいただけなかった。
恋は情熱と共にある。
しかし時にはそれを抑える事も必要だ。
君は毎度毎度焦り過ぎている。
女はそういう男を相手にしないものだ。
君だって飢えた女はまっぴらごめんだろ?
まずはクールに接するんだ。
いや、そういうクールの使い方ではなく・・・!
ほら、ピピンさんに半端なくどつきまわされた。
ああ、また私の所へ来ようとしている。
よしよし、泣くな。目が腫れるぞ。
ではひとつ教えてあげよう。
いつか、君にもチャンスが訪れるはずだ。
それを決して逃さないことだ。
逃すと、今までとは比べ物にならない程の・・、
いやなんでもない。
お、チャンス到来だ。行って来い、セルジ!
「はい!先生!」
「先生!後ろへ回り込めましぇん!」
もう時間切れだ!撤退しろ!
「せ、せんしぇーー!!」
辛い結果だったが、恋とは多分にそういうものだ。
恋を諦めきれない君に伝えておこう。
私に愛ゲロはいりません。
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2009.10.11 | コメント(8) | トラックバック(0) | やっぱりセルジくん
