未来感
台風18号がやってくる最中、下記の二作品を続けて見ました。
ブレードランナー(1982年米)
説明など必要ないと思いますが・・・
近未来(2019年設定…って、もうすぐです)、人間とそっくりのレプリカントが開発される。
過酷な宇宙での労働、決められた寿命、芽生える感情。
地球へ逃亡したレプリカントと彼らを追うブレードランナーと呼ばれる捜査官との攻防戦。
リトル・ダンサー(2000年英)
1980年代、イギリス炭鉱町の下層で父、兄、祖母と暮らす少年。
男らしい父親には理解不能なバレエ(という手法でダンス)に魅了されていく少年が、
バックミュージックの英ロック、挿入されたフレッド・アステアのダンス・シーンにあわせて、
踊る、オドル、躍ります。
リトル・ダンサーは、アメリカ映画だと青春色が強調されて感動半減だろうな、と思う。
逆にブレードランナーがイギリス映画だと、アングラ感たっぷりで未来(SF)感が薄れそう。
個人的感覚なのですが、私にとって未来(SF)感の一つに隔離感覚があります。
例えば、未来へ行くほど科学は発達していくわけで、
自分の家から出なくとも一生を過ごせるシステムが存在し、
もし人類が終焉であるなら、ここだけが、生きている場所。
台風で外出が困難になると、そんな未来感に陥ります。
今、世界で生きているのはここだけ、という少し頽廃的な想像。
風の音はもちろん、車が水を弾く音さえ尽きぬ妄想のネタ。
現実逃避バンザイ。
ほら、これは前世紀の本だよ(妄想中)
ポリポリ部隊撤収ーー!!
いえ、本は奇麗な方がうれしいです!
現実逃避、やりすぎると痛い目にあいます。
ブログランキング参加中ポチっと
2009.10.07 | コメント(8) | トラックバック(0) | ピピンと映画
