不敵な君
立春寒波に大寒波と、南国四国にも雪が降りました。
折しも外せない用事がある日の午前中、
防寒準備に念を入れる最中にも雪はますます降り積もり、
いざ出陣した私は生まれたての小鹿宜しくの足取りを余儀なくされ、
いつもの倍の時間をかけて歩いた結果が、
今日の筋肉痛と腰痛である。
さて、ここに1羽の類ない美しさをもつ小鳥がいます。
もちろんピピンさんです。
ピピンさんはその美貌でセルジくんをめろめろにしています。
だからセルジくんはいつもピピンさんの後を追いかけているのですが、
女というものは気紛れでかつ残酷であるものですから、
セルジくんはまずは慎重にピピンさんのご機嫌を窺います。
ひとりカキカキなどしていたら絶好のチャンスです。
カキカキのお手伝いをすれば余程の不機嫌でない限り、
ピピンさんのご機嫌は麗しくなるからです。
ひどく不機嫌な場合はセルジくんの悲鳴が聞こえてくるので、
すぐに解かります。
ピピンさんのお傍へ急ぐセルジくん。
セルジくんが登ってきても1mmとして立ち位置を変えない、
(おかげでセルジくんは抜群のバランス感覚を身に付けました)
それがピピンさん。
おもむろに無茶振りをする、
(おかげでセルジくんは抜群のバランス感覚を・・・)
それがピピンさん。
動物たちと暮らす皆さんは、
自分の仔が一番可愛いと思っているはず。
当然私もそうですし、この両目には、
溺愛フィルターが物凄い勢いでかかっている。
だから私のピピンさんは常に輝く薔薇なのであるが、
時折、フィルター越しにも可愛いという言葉を口籠ってしまう、
まことに不敵な表情を浮かべることがあるのである。
それがピピンさんです。
2014.02.11 | コメント(6) | トラックバック(0) | すてきなピピンさん
