魔性の瞳
実は私、慢性ドライアイです。
パソコンを扱う仕事の上、どうやら、
瞬きの回数が標準より少ない事が要因のようで、
常に乾いた瞳をしていました。
ところがです。
ある日突然、瞳が潤いだしたのです。
そりゃぁもう、泣く勢いで。
悲しくもないのに涙が滲んでしまうのは、
もしやこれが更年期障害の訪れというものか、
私の鉄壁の情緒もエストロゲンの減少には敵わないのか。
などと嘆きながら、まずは眼科へ行ってきました。
幾つもの検査を終え、心拍数荒く丸椅子に座っている私に、
メガネの似合うやや美人よりの、性格はキツイであろうと伺える、
ザ・女医がクールに言い放った。
ドライアイですね。
私、とても潤っているのですが。
戸惑いを隠せない私に、女医は眉を一上げした。
曰く、乾燥しすぎた目を守れとばかりに、
涙が異常分泌されている状態で、
アトピー患者に出やすい症状だそうです。
うん、私、アトピー。
現在、点眼薬で治療中です。
家のパソコンを封印した成果もあったのか、
発病から1ヶ月、涙は軽減され、
瞳は少し潤む程度におさまっています。
これがまた、いい具合にうるるんとしているのです。
私は、魔性の瞳を手に入れたのかもしれません。
うるるんな竜胆。
私を見詰める時はうるるんでも、
セルジくんを観察している時はクールな瞳の竜胆です。
セルジくんはいっちゃってる眼差しをよく見かけます。
生まれた時から魔性の瞳を持つピピンさんを呼び止めると、
魔性全開でポーズをとってくれました。
2012.07.14 | コメント(8) | トラックバック(0) | すてきなピピンさん
