ある訪れ
なんじゃこりゃーっ
今や感嘆符と同等に扱われているかのセリフが、
お風呂上がり、髪を乾かしている最中に私の口から迸った。
これまたかの名場面と同じく胸の前で震える私の掌には、
長いもので60cmはあるであろう髪の毛が、
黒々と何本もとぐろを巻いていたのである。
まさかのリアルホラー。
恐怖映画のワンシーンのような量の抜け毛だ。
恐る恐る鏡を見る。
あ、、、
中央分け目がなんだか、
う、薄くてよ?
・・そうね、最近仕事が忙しかったし、
夏の疲れ?残っているのよね。
それに今は換毛の季節、
抜け毛にいちいち反応していたらきりがなくてよ。
明日も残業確実の仕事ががっつり入ってるし、
髪の毛なんて後回しにして頑張らないと。
翌日の終業時刻。
カバディのレイダーかはたまたゾンビのごとく
執拗に追ってくる仕事仲間と上司を蹴散らし、
私は行き付けの美容院へと走ったのであった。
「ほらここ、毛が生えてきていますね」
美容師が私の頭頂部を指し示した。
目を凝らすと、長い髪の合間からひょろりと細く短い毛が、
雑草のようにあちらこちらに伸びている。
「生えたての毛は細いのですよ」
どうやら抜け毛は抜け毛でも、
ヘアサイクルの一環であるようだ。
ほっと胸をなでおろしながらも、
しかしそれにしても抜けすぎではないかと
美容師に聞いたところ、
仕事が急激に忙しくなった人、
特に私のようなパソコンなどで目を酷使するタイプに、
このような現象が勃発するという。
髪(頭皮)や爪などは多少痛んでいようと
生きる上に支障がないせいなのか、
人体が摂取した栄養が一番最後に届く部位だそうで、
目のように必要とされている箇所が弱ると、
優先的にそちらにどんどん栄養がまわされ、
結果、頭皮がカスカスの飢餓状態に・・・。
因みにその美容師の娘さん(中学生)はゲームで
目を酷使して、後頭部が危なくなったそうな。
恐ろしいことです。
美容院ではヘッドスパ、マッサージ、トリートメントと
頭皮と髪にいろいろ投入して頂きました。
毎日のシャンプーに頭皮マッサージも加えてみました。
数日後の現在、生まれてきたひょろ毛が太く育ちつつあります。
うむ、いい感じだ。
わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい。
某フレーズが頻繁に飛び出すこの頃です。
セルジくんが青い鳥の羽根を試着しているように見えました。
色鮮やかなコザクラの尾が長くなればさぞかし
絢爛だろうと想像しましたが、
引っ張って振り回す姿もセットで想像できました。
竜胆もおしゃれを楽しみたい年頃のようで、
今日はショートモヒカンをきめています。
(社)日本動物園水族館協会に動物園・水族館の被害状況と支援のお願いが記載されています
(財)日本動物愛護協会、(社)日本動物福祉協会、(社)日本愛玩動物協会、(社)日本獣医師会による動物ボランティア募集などの緊急災害時動物救援本部が立ち上がっています
2011.11.05 | コメント(8) | トラックバック(0) | 未分類
