京の旅と鳥達の愛
ボストン美術展へ行ってきました。
暑さで倒れる直前に辿り着いた京都市美術館は、
巨匠達の作品から放たれるオーラが滲み出ているのでしょうか、
それとも私の意識がショートしかけていたのでしょうか、
キラキラとピカピカと輝いていました。
絵に興味がない人でも何処かで見た記憶のある名画揃いの中、
泣きそうになるほど感動した絵はエル・グレコの「祈る聖ドミニクス」。
他の来館者の迷惑も顧みず、長い長い間、
最前列ど真ん中でうちふるえていました。
すべて見終わった後も出口を目指す相方に
「もう一回見てくる」と言い残して人の渦を逆流。
またもふるえていると学芸員に警戒されたようで、
熱い視線を背中にいただきました。
こういう感極まった経験すると、
私はまるで小さい子が遠足熱にかかるように
ハイな状態になってしまいます。
平安神宮が閉まっていてもほらこの通り。
宿泊先のグランドプリンスホテルは
建築家村野藤吾氏の設計ということで選んでみました。
ラウンド型のホテルはどこか幻想的で居心地良く、
連泊してもっと探検したかったです。
それなのに一番まともに撮れた写真が
おそらく村野氏とは関係ないように思える中庭のチャペル。
女心をくすぐるハート型の小道に惑わされたカップルが
次から次へと誘いこまれていました。
その中には当然、私と相方も含まれています。
一泊二日なのでゆっくり出来きませんでしたし、
京都の暑さに寿命を削られた気もしますが、
さすが日本を代表する観光地は外れがありません。
また行きたいです。
愛媛に帰って来ると鳥達に変化が起こっていました。
ピピンさんは発情がおさまっていました。
適度なストレスだったのでしょう。
発情中は遊ぶ事なく紙切りに専念するピピンさんですが、
おさまると色々と遊び始めます。
セルジくんは激太りしていました・・・。
過度なストレスだったようです。
いやいや、いやいや。
竜胆はさらに甘えん坊に。
ピヨピヨポヨポヨ鳴いて私の視線を集めると、
嬉しそうに遊び始めました。
外泊によって鳥達が一番影響を受けるところは、
我が家の統計によると「愛」のような気がします。
愛が消えたり、愛がストレスになったり、愛が深くなったり。
鳥の原動力はほぼ愛なのかもしれません。
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2010.08.24 | コメント(12) | トラックバック(0) | ピピンと非日常
