竜胆白書2
こんにちは、リンでち。
今日は王国の在り方についてでち。
みんなも知っての通り、リンはピピン王国の世継ぎとして大切にされているでち。
ピピン女王やセルジ兄たんには許されないことでも、
リンは特別に許されているでち。
たとえばサユリの頭に着地するとか、
たとえばサユリと一緒にご本を読むとか、
たとえばサユリと一緒に台所へ行くとかでち。
(これはジョオーもでちが、リンはさらに特別に流れる水を飲めるでちよ!)
なのにどうしてケージから出るのはいつも一番最後なのでちか?
おかしいでち。
ジョオーは一番最初にケージから出て来て、
サユリの肩の上からリン達を見渡し、クイと胸を張るのでち。
ベッドからお言葉を賜る女王と、
女王のベッドにもぐりこみたいセルジくん。
そりゃぁリンだってこの王国のジョオーを敬愛してるでち。
鉄拳制裁だって王国のチツジョを守るためだってことも、
オトナの今では理解できるでち。
でもジョオーはいつもなんでち。
ケージから出るのも、ご飯を食べるのも、水浴びも、いつもいつも一番でち。
いくらリンがぴよぴよ鳴いても、サユリはジョオーの威光にひれ伏すばかりでち。
まったく、悩ましいことでちよ。
それからセルジ兄たん。
リンのボールをとるのはやめてほしいでちね。
ボールは全部リンのでち。
悩みは尽きないでちが、みんな誤解しないでほしいのでち。
リンはね、この王国が大好きでちよ。
その証拠にサユリの傍にいるとクチバシが熱くなるでち。
サユリは「あっつ。ちょっと離れて」と言うでちが、
それが照れ隠しだってことはリン、ちゃんとわかってるでち。
だから今日も明日もずっとずっとくっつくでちよ!
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2010.08.06 | コメント(12) | トラックバック(0) | 竜胆語り
