スキル
今月半ば、私の住む町でお祭りがありました。
喧嘩祭りと呼ばれる気性の激しいお祭りで、
期間中は市民の皆さんが微妙に殺気立ちます。
祭事なのに。
宮入した太鼓台
こちらでは山車を太鼓台といいます。
祭りの期間中は山車の中にある太鼓から、
ドンデンドンとお腹に応える太い音が、
町のどこからか響いてきます。
夜太鼓
かき夫(担ぎ手)が一斉に両手を差し上げて
太鼓台を持ち上げる事を「かきあげ」といいます。
こちらは珍しい青の房
近くで見るとこんな感じです。
キンキンギラギラ。
この町の、派手好き鳴り物好きの気性を
まんま表していますね。
毎年、太鼓台同士が必ず喧嘩をします。
(イベントであり、因縁でもある)
喧嘩になるとこの金糸銀糸の面が取り外され、
木枠を露呈して太鼓台同士が激しくぶつかり合うのですが、
市民の皆さま、2.5トン同士のぶつかり合いに
我も我も近くで見ようと押し寄せて行くのです。
10代の女の子が「骨おれる寸前~」と
人込みから抜け出てきたその横で、
どう若く見ても70歳後半のおばば様が
「もっと前に行かんとっ」とカオスへ消えていく光景は
シュールでありエキサイティング。
今年、うちの相方が初めてこのお祭りに参戦したのですが、
日頃穏やかで喧嘩など大嫌いなこの人が、人込みの中、
喧嘩太鼓を映さんとiPhoneを高々と差し上げる様を見て、
祭りは人を変えるのだなぁと、しみじみ思いました。
そのうちの相方、うちの女王からかなり憎まれております。
相方を前にしたピピンさんの膨ら(怒り)み具合が尋常ではないのです。
私「ピピンに何もしてないよね」
相方「うん・・何もしてないよ・・・」
この相方は動物好きの上、
嫉妬を催すほど動物に好かれる人物で、
犬はしっぽを振りベタ付き、猫はすり寄りお腹を見せ、
鳥は飛んできて肩から離れないのですが、
何故かピピンさんにとっては憎んでも憎みい足りない対象らしい。
相方(代理ベア)を狙うピピンさん
最近は仕事が忙しいので、
鳥達と接する時間が少なくなってしまいました。
そうすると、夕方の短い放鳥時間後、
竜胆が帰宅拒否をするようになったのです。
聞き分けの良いピピンさんがぴょんとケージインする傍ら、
竜胆はケージの中に入れても、ぎゅーっと私の指を握ったまま
足を下ろそうとはしません。
そうですね、ピピンさんも最近はべったりですね。
ケージ越し、視線をそらすか逸らさない
絶妙の振り向きかげんのお顔で訴える竜胆に、
ついついケージインを延長してしまうのです。
(社)日本動物園水族館協会に動物園・水族館の被害状況と支援のお願いが記載されています
(財)日本動物愛護協会、(社)日本動物福祉協会、(社)日本愛玩動物協会、(社)日本獣医師会による動物ボランティア募集などの緊急災害時動物救援本部が立ち上がっています
2011.10.28 | コメント(4) | トラックバック(0) | 竜胆の不思議
