羽衣サザナミ
ガジガジ
バリバリ
「リンの秘密基地に誰でちか?」
クッションの裏に潜り込んでいた竜胆が、
ピピンさん達がクッションを齧る盛大な音に驚いて出てきました。
竜胆はここでもぐりっこをする事が大好きで、
ピヨピヨと鳴きながらソファとの隙間に潜ると、
次に私が潜ってくるのを待っています。
潜る、といっても私の場合は隙間を覗いたり、
クッションを頭に被るようにして戯れるだけなのですが、
しばらくしても私が行かないと、
と不思議そうに問い掛けてきます。
一緒にもぐりっこをすると、
竜胆がとても嬉しそうなお顔をするので、
できる限り潜ってはいるのですが、
いかんせん、竜胆とだけ遊ぶわけにもいきません。
背中に氷柱の視線が突き刺さり、火炎の気配が広がります。
「ピピンさん、こちらへどうぞ」
そう言って手を伸ばすと、
当然とばかりに2、3度ガブリをした後は、
打って変わった態度で甘えてくるピピンさん。
相変わらずのスキルの高さに感服します。
ここから先はピピンさんが満足するまで私の手を独占するため、
竜胆は私の周りをうろうろする事しかできません。
それがあまりにしがない風情なので、
「竜胆」となるべく声をかけるようにしているのですが、
竜胆はじっとりとした瞳を向け、ピヨと哀れっぽく鳴くだけです。
リンちゃん、放鳥中は一番あなたと遊んでいるし、
(おかげでピピンさんの視線が痛いのですよ?)
皆がケージに帰った後もリンちゃんだけお外に残って
遊び放題でしょ?
そんな我儘ばかり言っているから、ほら!
竜胆、もぐりすぎて背中が羽衣セキセイインコのように
なっていました。
(社)日本動物園水族館協会に動物園・水族館の被害状況と支援のお願いが記載されています
(財)日本動物愛護協会、(社)日本動物福祉協会、(社)日本愛玩動物協会、(社)日本獣医師会による動物ボランティア募集などの緊急災害時動物救援本部が立ち上がっています


とにかく悟空が可愛らしい西遊記でした。やんちゃで怖いもの知らずが稚い純真さで三蔵に尽くし、観音菩薩を母のように慕う様に涙がほろりと零れます。もちろん冒険娯楽満載で、悟空と個性あふれる天界人とのやりとりはクスリと笑えるし、八戒、悟浄がまたいい味を出しています。開いた頁から優しさ伝わってくる、私の知っている西遊記の中で一番美しい西遊記でした。
2011.08.28 | コメント(4) | トラックバック(0) | 竜胆の不思議
