王子失格
30年以上のアトピー歴を持つので、
30年以上様々な塗り薬を塗布し続けてきました。
過去1度だけお酒に酔って記憶がなくなった時も、朝、
目を覚ませばちゃんとシャワーを浴びた身体に薬を塗っていました。
手術後、ほとんど身体を動かせなかった時も、
この薬をここにと、切れ切れの声で看護師に頼みました。
おそらく私の皮膚は薬を必要としない人の皮膚と比べて、
ちょっと薬臭くて、薬の味がするのではないでしょうか。
アトピー性皮膚炎は患部の早期発見が大切で、
放っておくとあっという間に、
私の場合でしたら分単位に広がっていきます。
おかげで観察眼が鍛えられたというか、
皮膚の変化に神経質になったというか、
鳥の毛齧りにも胃が痛くなるというか。
一部で王子と呼んでいただいた竜胆ですが、
もう、王子失格。
王子たるものその装束に解れなどあってはならないのに、
いやはやよりによって毛齧りなどをしているのです。
ちょっぴりですが。
「紳士は身ダシナミが大切でち」
身嗜みに熱心すぎたようです。
しばらく前から羽根が乱れる事もあったので、
念の為、近場の動物病院に行ってきました。
結果、この程度なら毛繕いの範疇で、
病気の兆候もないということでした。
しかし胃痛は続きます。
病院にはもしもの病気を考えて行きましたが、
「頑張った毛繕い」の原因はわかっていたのです。
それは、発情。
ピピンさんのお玉様にあてられたのか、
セルジくんの発奮ぶりに刺激を受けたのか、
竜胆、今までで一番のオトコノコぶり。
スリスリはもちろん、
愛ゲロもどきに(嘴を開けるが何も出てこない)、
あまりしなかった呼び鳴きが頻繁になり、
目が合う度に首振りダンスを始めます。
女王、許可は頂けますか?
却下されました。
それより早く落ち着いて、
王子に相応しい羽根になってくださいね。
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2010.11.28 | コメント(10) | トラックバック(0) | 竜胆の不思議
