時々、大悪魔
すこし前の話なのですが、ピピンさんと竜胆が喧嘩をしました。
いや、ピピンさんが竜胆を襲ったというべきでしょう。
その時のピピンさんはまさに猛禽類が獲物を捉えるがごとくでした。
ソファの上で両の翼をひろげ威嚇する姿はSF映画で見た翼竜を彷彿。
嘴はギラリと光り、剣呑な視線は私の肩の上に居る竜胆をロックオン。
私に回避行動の時間を与えず、竜胆に飛び掛かると足の指をガブリ。
大事には至らずに済みましたが出血があり、
大いに肝を冷やした出来事でした。
事件の糸口ははっきりしていました。
6月初旬に一週間ほど家を空けたのですが、
帰ってきてから鳥たちの私へのラヴコールが凄まじく、
おりしも始まった梅雨のように止まぬ愛だったのです。
なかでも竜胆はまだ若鳥のせいか、
片時も離れぬ、まるで幼い子のようなベッタリ具合。
私がピピンさんやセルジくんに視線を向けると
間に割って入り、ピヨピヨと雛鳴きする始末。
この頃はイッタ目をしていましたね…
「はなれないでち」
それ迄、竜胆をある程度容認していたピピンさんでしたが、
ワタシノモノはワタシダケノモノがインフラであるピピさんにとって
竜胆の度を逸した甘えぶりは腹を据えかねる事だったようで、
しばし攻撃する素振りを見せる事がありました。
迫る危機を調整できると思っていた私は思慮足らずでした。
ごめんねリンちゃん。
ところがこの出来事以来、ピピンさんの竜胆への態度が
少し穏やかになってきました。
そういえば、セルジくんをお迎えした当初も、
ピピンさんのセルジくんへのあたりは相当に厳しく、
このふたりを仲良くさせるのは無理だと諦めていましたが、
一年程経つといつの間にか仲良くなっていました。
力関係は引き続いています。
ピピンさん流の洗礼があるのでしょうか。
しかしコザクラの破壊力はサザナミにはあまりに危険。
ピピンさんのストレスは是非マンチボール(残骸)で解消して下さい。
ヨーヨとか。
大悪魔的輪投げとか。
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2010.07.14 | コメント(8) | トラックバック(0) | すてきなピピンさん
