二つ名
「絵金」の画集を購入しました。
江戸末期から明治初期の絵師・金蔵、またの名を「絵金」が、
土佐藩家老の御用絵師だったが贋作疑惑で城下追放、流派からも破門され、
流れて高知の赤岡町で町絵師として描くようになった芝居絵の作品集です。
遡ること18年前、某バンドのCDジャケに使われて一目惚れ。
パンフレットにも。
赤を劇的に使用した画風は荒々しく美しく、
凄惨な芝居をおどろと描きながらも、カラリと仕上げているところが大好きです。
名は知られている「絵金」だと思うのですが、
今年になってようやく出版されました!
とてもうれしいです。
そして「絵金」ついでに、ちょっとした事実が判明しました。
行きつけの書店で客注したのですが、注文時、電話番号を聞かれました。
何度か客注しているので、以前の記録が残っています。
私「090-××××-××××です」
店員(PC入力後)「アカ様ですね」
私「アカツキです」
店員「はい、アカ様。承りました」
私「・・・・・・」
店員の耳が悪いのか、それとも私の発声が悪いのか。
おそらく後者。
入荷予定日、店頭で少しドキドキしながら言ってみました。
私「絵金を注文したアカです」
店員「はい!アカ様ですね!」
注文書を覗きこむと、そこにはカタカナではっきりと「アカ様」の文字がありました。
そう、この書店で私の名はアカツキではなくアカだと判明したのです。
それにしても、一番最初にアカ様と登録した店員、何故聞き直さなかった。
「アカ」、日本人の名字としては希有だと思うのだが。
いや、聞き直したのかもしれない。
しかし聞き取りにくい事で定評がある私の声だ。
再度聞き損ねたとしても、店員を責めることはできない。
肺へ繋がる気管が普通より細いので、均一に声を出す事は、
私には物理的に難しいのです(と勝手に考えている)。
語尾までしっかり聞き取ってほしいと、
常人の聴力に訴える事自体を私が考え直すべきなのでしょう。
くらべてピピンさん達の聴力は、聞こえなくてもよい音まで拾ってくれます。
朝、他の音には反応しないのに、私が布団の中でわずかに動いた瞬時、
「起きたよね!」と声をかけてくれます。
とくにこのひとが。
二度寝の喜びを奪われがち。
竜胆、風太に初乗りです
「えい!」
セルジくんは怖がりなので風太に乗れません。
でもピピンさんのためなら頑張る男です。
ピピンさんは、このとおりです。
風太は誰が乗ろうと全く気にしていません。
年齢を重ねた余裕ですね。
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2009.11.26 | コメント(4) | トラックバック(0) | ピピンと本
