誘われて奇行
残暑お見舞い申し上げます。
愛媛は朝が少し涼しくなりました。
いつのまにか弱弱しくなった蝉の声を耳にし、
これで少しは過ごしやすくなるのかしらと思った矢先、
やってきましたお玉様。
もちろんこのかた、ピピンさん。
お玉オーラで色気が増したピピンさんと、
オーラにあてられてメロメロのセルジくん。
まだ卵は入っていませんが、骨盤は開き、飛行ポーズを繰り返します。
お玉ゼロ運動を掲げる私が最も注意しなければならないお玉準備期間に入ったのです。
2004年のおりしも残暑時にお迎えしてから六年間、
年に2回のペースで卵をお産みあそばすピピンさんでしたが、
卵はすべて無精卵で、ピピンさんの子供がほしい私は毎回
期待の高みから奈落の底へ落とされたものでした。
加えて昨年からピピンさんはお玉様になると必ず体調を崩すようになり、
必然、お玉ゼロ運動が私のライフワークとなったのです。
睡眠時間の調整に、発情要因の撤去、
お玉準備期間になると環境(ケージ)を変えたり、ホルモン制御の投薬。
しかしそれでも困難を乗り越えてお玉様になるパターンが多く、
ピピンさんの女度数の高さを思い知らされます。
そんなオッケー状態のピピンさんですが、紙切り最中はシビアです。
セルジくん、どつかれました。
何度かピピンさんに怒られると、セルジくん、憂さ晴らしでしょうか、
私の首周りでピヤッ、ピヤァーと奇声を上げながら暴れます。
それを捕まえて両手でニギニギすると、首を左右に振りながら愛ゲロ。
うっとり顔で体をふるふると震わせ、またも奇声を上げて飛び出していく。
・・・時折、セルジくんがとても心配になります。
そしてそんなふたりをじーっと見ていた竜胆が、
何か思うところでもあったのですね、モフモフしながら近付いてきました。
「腕に乗せるでち」
う、腕?
今までになかった要求に面喰らいながらも乗せてみました。
・・・うん、リンちゃんがそれでいいなら。
ピピンさんの色気にあてられたオトコノコ組の奇行に
戸惑う夏の日です。
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アカデミーの入学試験に挑む一人の少女。少女は少女の住む島の歴史を大きく変化させた「アダム・フォード」という青年をテーマに選び三人の試験官の前に立っていた。物語は少女と試験官のやり取りで進められる。最終戦争、生き残った島、漂流者、そして「アダム・フォード」と人工知能を持つロボット・アート。思考(魂・脳)について激論を交わすアダムとアートの緊張が高まるにつれ少女と試験官の緊張が高まるパラドックスにドキドキしながらページを捲り、最後のどんでん返しにやられました。完読直後に再読してなるほど~、です。

上記の本を読んで、こちらを書棚から引っ張り出してきた。何故かというとロボット・アートはオランウータンの顔を与えられたており、こちらに出てくるロボット・ルーシーも同じくオランウータンの顔がのせてあるから。ルーシーは現存する人工知能ロボットであり、世間に発表されたのも先なのでリスペクトなのでしょうか?この本はルーシーの製作者がいかにして完全な人工生命を作るかについて描いた本です。
2010.08.12 | コメント(8) | トラックバック(0) | すてきなピピンさん
